スタッフの宗宮です。夏といえば花火ですよね。私は岐阜の全国花火大会を見に行きました。止まることなく打ち上げられる約3万発の花火に大興奮でした 😀
最近友人が夏風邪にかかり、酷い腹痛を伴いつらい思いをしたと聞きました。冬に風邪をひくのは分かるのですが、なぜ夏に風邪をひくのか疑問に思いました。そこで夏風邪の原因と予防法を調べましたのでご紹介します 😛
夏風邪ウイルス-“エンテロウイルス” “アデノウイルス”
夏風邪のウイルスは冬の風邪とは反対に、暑くて湿気が高い夏の環境を好むちょっと変わったウイルスです。代表的なウイルスとして、“エンテロウイルス”と“アデノウイルス”があります。エンテロ(腸)、アデノ(ノド)という名称が示すように、発熱に加えて腹痛や下痢、ノドの痛みなどが特徴的な症状です。「夏風邪はお腹にきやすい」といわれるのは、主にエンテロウイルスが腸で急速に増殖するためです。
免疫力が低下するとウイルスに感染しやすくなります。炎天下での運動や外出、あるいは睡眠不足や不規則な食事が続いたとき、免疫力が急速に低下します。また、エアコンや扇風機などで乾燥してしまうと、それだけで局所的な免疫力低下を引き起こします。また、涼しい室内から暑い屋外に出ることによる急激な温度変化は、体温を一定に保とうと機能している自律神経のバランスまでも崩してしまうのです 🙁
夏風邪の4つの予防法
(1)クーラーをかけすぎない
クーラーを上手に使用しましょう。室温は、28℃が最適。オフィスなど、クーラーのきいているところでは、お腹だけは冷やさないように、タオルケットをかけるようにして下さい。また、お腹が冷えると、腸の動きが低下してしまいます。身体をあたためる生姜湯などを飲むのもおすすめです。
(2)湿度のコントロールをする
気温以外に、湿気もウイルス繁殖の原因になりますので、湿度ををあげない工夫も必要です。
・ぬれた傘は室内に持ち込まない
・お風呂の後はドアを閉め、しっかり換気を行う
・寝室に湿気とりや炭など置く
といった対策をしましょう。
(3)発酵食品を食べる
夏風邪を予防する食事として、発酵食品を摂ることもおすすめです。発酵食品には納豆やぬか漬け、ヨーグルトやチーズなどがあります。腸の中の腸内善玉菌を増やす発酵食品を食べることで、腸を守ってくれます。
食事は揚げ物や炒め物はひかえ、おかゆや野菜スープなど胃腸にやさしく、ノドの通りの良いものを摂るようにしましょう。
(4)目薬を差す
ちょっと意外かもしれませんが、夏風邪ウイルスは目から感染してくることもあります。目薬を差すことで表面を潤してウィルスを洗い流すことができます。もちろん、冬風邪対策と同様に、うがいと手洗いの徹底も大切です。外出先から帰ってきたら、うがいと手洗いをすることを習慣づけましょう。1回のうがいに30秒以上かけ、それを5~10回繰り返します。すると、のどに貼り付いたウィルスやバクテリアが剥がれていきます。ただし効果は長く続くわけではないので、こまめなうがいと手洗いを心がけてください。タイミングは朝起きた時、食事の前後、外から帰った時にすると効果的です。
以上の4つをこころがけてしっかり夏風邪を予防したいですね。
また、子供の夏風邪には要注意です。子供は抵抗力が弱いため、普通は症状が穏やかな夏風邪ですが、症状が急変することがあります。子供の予防対策は徹底したいですね!