先日、池田温泉に行ってきました。露天風呂で、外の空気を吸いながらゆっくり浸かれたので、とてもリラックスした時間が過ごせたスタッフの坪井です 😀
前回は五十肩が症状によって、急性期と慢性期と回復期の3段階の病期に分類されることをお伝えしました。痛みが最も強く現れる急性期、痛みは軽快しているが運動制限が残っている慢性期、運動制限が改善する回復期です。今回はこの病期に対応した自宅でできる体操法についてご紹介します!
急性期では、安静にして患部を冷やすことが大切ですが、冷やすのは初期の激しい痛みが起こったときだけです。それは急激な炎症を抑えるためです。激しい痛みがおさまったその後は暖めるのです。これは血行をよくし回復をうながすためです。この頃におこなうのが『アイロン体操』という体操法です。特に、腕が水平より上に上がらない場合に適しています。
1.2Kg程度の手でつかめるおもり(鉄アレイやペットボトルな最適です)を用意します。
2.腰をできるだけ90度に曲げて健康な方の手でイスにつかまり、五十肩の腕はダラリと垂直にさげて重りを握ります。
3.静かに五十肩の腕を前後、左右にゆらします。
初めはゆっくりと、動きが良くなってきたら少しずつふり幅を広げていきます。この体操の注意点は、腕はおもりを握る以外は力を抜き、体全体を使って腕を前後に動かすことです。 無理のかからない程度に患部をストレッチする要領でおこなって下さい。1日1セットくらいを目安にして、多くても1日3セット以内にしましょう。
慢性期は痛くて眠れないような状態から開放されずいぶん楽になります。この頃におこなうのが『コノリー体操』という体操法です。特に、腕が水平より上に上がるようになって来たら、積極的に動かす様にします。 この体操では3つの動きを行います。
体操①:自分の肩より高い所(タンスなど)を握り、腰を落とすことによって肩関節が引き伸ばされる様にします。
体操②:健康な方の手で、五十肩のある方の手を握り、上に引き上げます。
体操③:両手を頭の後ろで組み、肘を開きます。
回復期は、肩関節のこわばりは改善され、痛みもぐっと減り不快感も少なくなります。腕も動かしやすくなりますが可動域は完璧ではないので、肩関節の可動域を広げるために『棒体操』を行います。
2、棒を両手で持ち、健康な方の手で五十肩がある方の腕を引っ張り、筋肉を伸ばします。
この頃にしっかり筋肉を伸ばしておかないと、筋肉が癒着して運動制限が残ってしまいます。
このように痛みの程度によって運動が異なります。自身の症状に合わせて最適な体操法をおこなってください。をとりたいですね。また、温めて筋肉を柔らかくしてから体操を行うと効果的ですので、お風呂上がりに行うといいですよ 😛
画像引用サイト http://kata.holy.jp/